映画『スティーブ・ジョブズ』を見てきました。
入場者数はまばらでどちらかというとMacファン、ジョブズ好きが見に来ているという印象でした。
ジョブズのことあまり知らないけど映画見ようとしている方は以下で自習してから見ることお薦めします。
いや〜、2時間は彼の人生を表現するには短過ぎです。早口なプレゼンを見さられているような印象でした。面白くなかった訳ではないんです。でも端折りすぎなんです。飛ばしすぎなんです。
確かに人の人生を映画にするのは難しいんですよ。
それはそこに生きたこと、起こったことの事実があるから。
だから嘘は言えない、でも映画だから人の人生をエンターテイメントにしないといけない。
事実としながらも過剰に表現して、大胆に省略しないといけない。
でもその過剰ポイントと省略ポイントが自分が期待していたものと違っていた。
無意識に自分が見たいと期待していたのはモノ作りへの異常な執着とか、現実婉曲してでもなしとげようとするそのビジョンだったのかもしれない。時代的には初代iPhoneの開発開始位からを見たかった。でも映画ではiPodの社内発表で終わっている。
どちらかといえば、ドキュメンタリーを求めていたのかもしれない。
なんか面白かったのになんか物足りない。映画だからエンターテイメントを求めながら、ドキュメンタリーを求めるという矛盾。それが消化不良な気分の原因だと分析している。
見ていて気づいたのだが、登場人物が実在者とかなり似ていることやジョブズの家が写真で見たそれとほぼ同じなど結構細部へのこだわりがある。この点のこだわりはジョブズ的なのかもしれない。
実映像や関係者へのインタビューとか交えながらの1回1時間で計25回位の海外ドラマシリーズにしてもよかったのかもしれない。
少なくとも私は、半沢直樹よりも見ると思います。
映画の不完全燃焼気分の解消に以下買ってしまいました。結構ボリュームあって期待以上です。関係者へのインタビュー記事やジョブズ本人へのインタビュー記事などWIREDならでは記事がアーカイブされているので多角的な意見を元にジョブズを再認識することができます。
では。
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