2013年2月13日水曜日

【書評】未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II

未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II

読書系Blogで絶賛されていたので読みました。

難しい、本当に難しい。内容ではなく、書かれていることをどう評価したらいいのかが難しい。感想がまとめきれない、逆に言えば量/質が伴っていると言う事。

評価ではなく、この本から私が考えたことを以下は書きたい。

この本の目的は『イノベーション』を起こすための方法論を定義することにある。

原点に立ち返って『イノベーション』とは何か(Why)?

イノベーションinnovation)とは、物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこと。一般には新しい技術発明と誤解されているが、それだけでなく新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革を意味する。つまり、それまでのモノ、仕組みなどに対して、全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し、社会的に大きな変化を起こすことを指す。(Wikipediaより)

日本では『イノベーション』=『技術革新』と捉えられがちであるが、上記の通り新しい価値の創造がイノベーションだと簡単に言えば定義できる。

ただ少しぼんやりしている。私がこの本を読んで考えたイノベーションのイメージは以下の通りだ。

例えばある村の人達が毎日川を泳いで越えて隣村にモノ売りに行ってるとしよう。
川では時に命を落とすこともあるほど危険だとしよう。

この問題をどうしたら解決できるのだろうか?

  1. 橋をかける。
  2. 川の下にトンネルを掘る。
  3. 船でわたる。
  4. ヘリコプターなど飛行機を使う。
  5. 川自体を迂回させて無くしてしまう。
  6. 物資だけを渡し、代理販売してもらう。
川を渡ることを前提とすると上記方法が思い浮かぶ。
でもなんで川を渡るのだろう(Why)?

  1. 隣町にしか需要がないから。
  2. 隣町ではそれが供給(生産)できないから。
もし上記が理由ならば、以下方法をとれば川は渡らなくてもいいのかもしれない。

  1. 自分の村にも需要を作る。
  2. 隣町で生産する。

『イノベーション』とは上記の”川を渡るのが大変”といった世の中の問題を見つけ出し、その問題に対する解決策を導きだして貫徹する一連の行動をさす物ではないかと本書を読んで考えた。

0 件のコメント: