2013年2月18日月曜日

Appleのイノベーションとは何か?

”アップルが失いつつあるもの”を読んでいてそもそもAppleのイノベーションってなんだろうって考えてみた。

※上記Blog記事を松井博さんが書いているとは知りませんでした。以下の著者でした。おまけに既に読んだ事が本でした。



私の考える”イノベーション”の定義については前回の記事:【書評】未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II に書いています。

松井博さんのBlogの中ではAppleはイノベーティブではないとなっています。iPod、iPhone、iPadにしてもそれぞれのAppleでの発売前に他社から類似商品が既にリリースされています。

その意味ではAppleは先駆者ではないのです。

ではAppleはイノベーションを起こしていないのでしょうか?

私が考えるAppleのイノベーションは『シンプルにすること』なのではないかと思います。

世の中の製品の複雑、難しく、面倒な部分に対して徹底的にシンプルにしたこと(ここでのシンプルは単純、簡単、便利 = 理解し易いを意味)がイノベーティブだったと思います。

例えばiPodにしてもリリース前にRioなどMP3プレーヤーは既にありました。しかし万人が使えるほど簡単ではありませんでした(特にリッピング、MP3ファイルの管理、再生機への転送などは面倒でした)。それらを誰でも使えるぐらいにシンプルにしたことがAppleのイノベーティブな部分だと思います。

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